さて、池島は今日も続きます。

怪しい雲の流れのこの日池島までの行きの船は海上タクシーで船酔いを覚悟して乗りました。

操縦席

私がカメラを持っていたら船頭さんの助手さんが撮ってくださいましたが窓の波しぶきにピントが合ってしまってます^^;
真ん中にぼんやり見える島影。

揺れる、傾く海上タクシー

海上から見た炭鉱跡
池島炭鉱は海底の石炭を掘っていたので北九州で見たことのある”ボタ”と呼ばれる盛土は見当たりません。
池島を始め、長崎には高島、端島(”はしま”と読む。今は”軍艦島”として観光化されている)崎戸、松島の炭鉱があり良質の石炭が採れていたそうですが、安い外国産の石炭におされ炭鉱は閉鎖されてしまいました。
高島、崎戸、松島は今も人は住んでいますが端島は島民総引き揚げなのできっと置き去りにされた猫たちもいたと思います。
池島を管轄する外海町は遠藤周作記念館もあり、隠れキリシタンの歴史のある地域なので宗教的にも生き物に優しい町という印象のある地です。
4年前の市長選の只中で銃弾に倒れた伊藤前市長もたってのご希望でお墓を建立された理由も「海が見えるから」という理由だけではないと思います。
炭鉱という危険なお仕事が主な産業の島の住人が猫に無関心であったり「猫困り」だけど、お世話をするという理由もそんな地域性もあるのかしらんなどと1人思う私でした。
島国日本では猫問題はここだけの問題ではないと思うので今後島民の意向を聞きながらどのような方法で猫を適正な数に持っていくか議論を重ねていかなければなりません。
今後も報告していきたいと思っています。

賑やかさを感じるバス停の名前とは裏腹な静けさ。

懐かしい丸いポストも健在。

旧淡水化装置
日本でも数少ない、海水を真水に変える装置だそうです。
こういうのがあると昔の反映っぷりがうかがえます。

ほとんど無人の炭鉱住宅がたくさんあります。

人影はわたしたちだけ

電柱の前の砂場は「びっこ」をかわいがるおじさんが管理している猫用トイレ。
手前には猫の休憩所でしょうか。
とらきちさんとご挨拶中の猫たち

帰りは大型なら2台は積載可能のこのフェリーに乗ります。

梅雨明け1日前の空はめまぐるしく変わり帰りは「大船に乗る」とはこのことかと納得しながらのご帰還でした。
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- 2011/07/11(月) 16:22:15|
- ねこ活動
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| トラックバック:0
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| コメント:5
コメントをありがとうございました。:)
離島の猫問題は本当に深刻ですね。
全ての野良猫さん達を避妊、虚勢したら何時かは
絶対に日本から可哀想な野良猫さん達を無くす事は出来るはずです。でも、必ず捨てる愚かな人縁達がそこには存在します。
この人達の教育を幼稚園の時からしていかない限りは
人間の身勝手で捨てられる野良猫達は決していなくなるなる事は
無いと思います。
- 2011/07/12(火) 20:00:31 |
- URL |
- 太っちょの母 #-
- [ 編集 ]
まぁ、石炭を採れなくなれば人はいなくなりましょうが、残されたネコ達も災難です。
島を出るときに一緒に連れて行った人もいるのでしょうが、やはり避妊をせず、天敵がいなければ必然的に増えて行きましょう。
(ある意味人間と同じね)
島だけに他に行くところもなく、今回のお話はいろいろ考えさせられました。
- 2011/07/12(火) 23:55:20 |
- URL |
- 侍従長 #qDfdtOiE
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